整体師の国家資格はある?資格の種類は?整体師になるのに資格はいらない?…あらゆる疑問に徹底回答します!

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整体師は全身の骨格矯正や筋肉をほぐす施術をおこない、身体の不調改善に導くボディセラピストの総称です。

  • 「整体師」は国家資格があるの?
  • 整体師の資格の種類は?
  • 整体師になるのに資格はいらない?

よく挙げられる疑問について、THERAPHILIAが徹底回答!
資格取得のメリットと併せて解説します。

整体師資格の種類について

実は「整体師」という名称の国家資格は存在しません

ちなみに整体とは、

”手や足の力を用いて骨格を矯正し、筋肉や内臓など各部のバランスを整えて、本来の状態に戻すこと”

デジタル大辞泉より

をいいます。

つまり、整体は、マッサージ・ボディケア・骨格矯正なども含まれるため、さまざまな施術方法や資格が展開されているのです。

以下、整体に分類される国家資格と民間資格について詳しく解説していきましょう。

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国家資格の種類

整体に分類される国家資格は以下の2つがあります。

柔道整復師

柔道整復師は「柔道整復師法」に規定された国家資格です。

打撲や捻挫、脱臼や骨折など、急性期の身体の損傷部位(ケガ)を回復させる施術をおこないます。
なお、医業類似行為(※)のため、有資格者のみが施術者として認められています。

  • 手技療法
  • 運動療法
  • 物理療法(温熱など)

主に以上を用いた施術となり、テーピング・ストレッチ・トレーニングといったリハビリに対応するケースが多くあります。

柔道整復師最大の特徴は、保険診療が適用になるということでしょう(適用要件あり)。

また、「整骨院」「接骨院」「ほねつぎ」という名称は、柔道整復師の資格がないと使うことができません。

医業類似行為:医療に準じた効果があり、有資格者以外が施術すると人体に危害をおよぼすおそれのある行為。

参考:
厚生労働省/柔道整復師法
医業類似行為に対する取扱いについて
BrushUP学び/柔道整復師になるには

柔道整復師の資格を取得するには

柔道整復師になるには、まず、厚生労働省または文部科学省管轄の養成校(3~4年制)で規定カリキュラムを修了する必要があります。
その後、年1回実施されている国家試験を受験し、合格すると資格を得ることができます。

あん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師は、「あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律」に規定された国家資格です。

身体のこりやゆがみを、なでる・押す・揉む・叩くなどあらゆる手技を用いて改善する施術をおこないます。

主に、肩こりや腰痛などの慢性症状が施術の対象で、活躍の場は美容エステサロンから介護施設の機能訓練指導員まで幅広いことが特徴といえるでしょう。

なお、「マッサージ師」が名乗れるのは、同資格保有者のみとなります。

また、柔道整復師同様、医業類似行為にあたり、医師の同意書がある特定疾患(筋麻痺など)を施術する場合は、保険が適用されます。

参考:
厚生労働省 職業情報提供サイトjobtag/あんまマッサージ指圧師
厚生労働省/あん摩マツサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律
BrushUP学び/あん摩マッサージ指圧師国家試験について

あん摩マッサージ指圧師の資格を取得するには

あん摩マッサージ指圧師になるには、国家試験受験資格を得るために、3年制以上のあん摩マッサージ指圧課程のある養成校において規定カリキュラムを修了する必要があります。
その後、年1回実施されている国家試験を受験し、合格すると資格を得ることができます。

労働福祉政策としてのあん摩マッサージ指圧師

あん摩マッサージ指圧師の資格は、従来、視覚障害者の就労や社会参加を促すために、視覚支援学校を中心に展開されてきました。

そのため、視覚健常者が入校できる養成校の数は少なく、国家試験も受験できるエリアが限られています。
しかし、近年、あん摩マッサージ指圧師資格取得者の多くは視覚健常者という実情があります。

ノーマライゼーションという福祉や社会基盤の充実の面から考えると、視覚障害者の就労の機会の確保は継続されるべき状況です。 資格取得の広い緩和については慎重な判断が必要といえるでしょう。

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民間資格の種類

整体に分類される民間資格は複数ありますが、大きく以下のジャンルについて紹介します。

整体・マッサージ・ボディケア

民間資格でいちばん種類が多いのが、整体・マッサージ・ボディケア領域になります。

例えば、東洋・西洋双方の医学やヨガの流れを汲み、全身を使って施術する「タイ古式マッサージ」は整体ジャンルの1つです。

整体・マッサージ・ボディケアは、基本的に、手技で身体のゆがみやこりのある部分を刺激し、不調を改善させる施術です。

リフレクソロジーなど、ほかの施術・セラピーと組み合わせたサービスを提供する整体師も多く、ユーザーの嗜好に合わせられることが特徴でしょう。

民間資格のため、国家資格のような業務独占の特性があったり、保険適用になったりするわけではありませんが、資格を取得することで施術知識を有している証拠となり、信頼獲得につながります。

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整体・マッサージ・ボディケアの資格を取得するには

整体・マッサージ・ボディケアの資格を取得するには、資格を発行している通信・通学講座スクールまたは、国が認可する専門学校で学ぶ必要があります。

スクールによって資格名称や資格取得要件は異なりますが、通信・通学講座は、比較的短期間かつ安価な学費で資格を取得できるのが特徴といえるでしょう。
通信講座を選択した場合は、仕事や家庭と両立しながらの学習も可能です。

また、入校に際し、年齢・性別・学歴を問わないケースがほとんどです。
「高齢だから…」「学歴が低いから…」という理由で諦める必要はありません。
手に職をつけるチャンスの広さが、民間資格のメリットといえるでしょう。

長い時間をかけてしっかりスキルを習得したい方は、2年制以上の専門学校(専修学校専門課程)で学ぶという選択肢もあります。

関連記事:整体師の資格を通信で取得!プロを目指せるおすすめ通信講座スクールを紹介!通信で学ぶメリットや講座選択のポイントも解説します!

カイロプラクティック

カイロプラクティックは、神経系が集まる脊椎を中心とした筋骨格(骨・筋肉・関節・靭帯など)の調整や矯正をおこなう施術です。

施術者のことをカイロプラクターと呼び、主に手技よって身体の歪みを矯正。自己治癒力を高めるという効果があります。

なお、カイロプラクティックは、WHO(世界保健機関)により、補完代替医療(※)として認められていることが特徴といえるでしょう。
安全で有用なカイロプラクティック普及のため、WHOは2005年に「カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン」を公表しました。

現在、カイロプラクティックは、アメリカ・イギリスをはじめとする世界約40ヶ国で法制化されています。

補完代替医療:西洋医学(通常病院で提供している医療)を補う、投薬や外科的手術を用いらない医療のこと

参考:WHO/カイロプラクティックの基礎教育と安全性に関するWHOガイドライン(日本語版)

カイロプラクティックの資格を取得するには

カイロプラクティック発祥国であるアメリカでは医療として認可されており、州管轄の公的資格が発行されていますが、日本は法的な資格制度はなく、民間資格のみが展開されています。

資格を取得する場合は、資格を発行している協会やスクールの講座を受講します。

参考:
BrushUP学び/カイロプラクティックの資格取得

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整体師になるのに資格はいらないが、施術知識と技術の習得は必須

整体師になるための公的な規定はありません。つまり、資格がなくても整体師になれるということです。

しかし、整体は身体の筋肉や神経、骨にかかわる施術です。
人体構造についての知識や、手技などの技術の習得は必須であるといえるでしょう。

なお、独学は、特に技術面で正確性を確保することが難しい可能性があります。
専門的なカリキュラムが組まれ、正しいスキルが得られるスクールで学ぶことが推奨されます。

関連記事:社会人が整体師になるには?働きながら整体師を目指す方法や勉強方法のポイントを紹介!

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資格を取得するメリットは?

整体師に必要な専門知識と手技が習得できる

整体師の資格を取得するメリットは、大きく以下3つが挙げられるでしょう。

1つめは、整体師に必要な専門知識と手技が習得できることです。

資格取得のための講座は、整体のあらゆる知識を学べるプログラムによって構成されており、プロの講師が手技のポイントを指導します。

整体師としてやっていくために必要なスキルを効率的に学べることが最大のメリットです。

整体師として就業できるようになる

2つめは、整体師として就業できるようになることです。

資格は、整体師としての知識や技術があることの証明書です。
実務未経験であっても、整体院やサロンへの就業がしやすくなるというメリットがあります。

関連記事:整体師の仕事内容とは?就業先や働き方について詳しく解説!

将来的に整体サロンの開業が検討できる

3つめは、将来的に整体サロンの開業が検討できることです。

整体師の実務経験を積んだ後に、自身で整体サロンを開業したいという方もいらっしゃるでしょう

施術者が資格を有していると、顧客は安心して施術を受けられます。
お店のアピールポイントとなり、集客の助けとなるメリットがあります。

なお、資格取得ができるスクールの中には、「独立・開業」を目指す講座を展開しているところもあります。 開業を視野に入れている方は、スクール選択をする際の目安にしてみてください。

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  • 整体師資格についてもっと詳しく知りたい
  • 資格をいろいろ比較してみたい

以上の希望がある方は、まずスクールへ資料請求してみるとよいでしょう
取得できる資格や各講座についての詳細が記載されています。

また、講座や入校についての事前説明会を実施しているスクールもあります。
しっかり内容を把握し、自分が納得できるスクールを選択しましょう。

関連記事:<THERAPHILIA厳選>社会人におすすめの整体師スクール5選!

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